オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は12日、久しぶりに姿を現した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の最近の写真について、「健康」である可能性が高いことを示しているとの見解を明らかにした。

  オブライエン大統領補佐官はワシントンで記者団に対し、「金氏は外出し、肥料工場でテープカットしている様子だ。従って、恐らく健康だというのがわれわれの考えだ」と語った。

  オブライエン氏は、北朝鮮の国営メディアが公表した写真が本物か米国が確認したかどうかは言わないとしつつ、北朝鮮は情報機関にとって難しい対象だと強調した。

 その上で「われわれは隠者の王国と呼んでいる。北朝鮮から情報を収集するのは極めて難しいが、金氏が健在であることを示す写真を彼らは公表した。あれが金氏だとわれわれは考えている」と述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-12/QA8BPHT0G1KZ01