日本では、PCR検査を主に重症者の治療目的に限定したことが良かった。

目的をはっきりさせないままPCR検査だけを増やせば、治療手段もなくベッドに寝ているしかない軽症者が病院に殺到し、
院内感染の爆発的増加と医療崩壊を引き起こすことになった。それは、武漢・イタリア・スペイン・ニューヨークで実際
に起こったことだ。韓国でも初期には同様なことが起こり、日本方式に近い形に切り替えてからようやく落ち着いた。

そもそもPCR検査は、医師が必要と認めた者に限定して行うべきだというのは、WHOやDCDの専門家も推奨していたこと
で、日本はそれを忠実に実行したにすぎない。他国では、政治家とメディアが専門家の提言を無視して暴走した結果、被害
を拡大させた。ワイドショーに出演するコメンテーターや自称専門家の言う通りにしていたら、東京もニューヨークのよう
になっていただろう。