これは官邸対検察組織の権力抗争だからね。
検察庁の人事慣行に横槍を入れた官邸に対して、OB含めて検察庁側が抵抗しているところ。
検察庁側としては、稲田の後の検事総長は林で決まっていて、順調に人事ルートを歩んでいたところ、官邸から事務次官就任を拒否されて、名古屋に飛ばされた。
反対に官邸の覚えめでたい黒川が事務次官から東京高検検事長という検事総長ルートに乗ってしまった。
検察庁側はそれでも、黒川の定年が2月で林の定年が7月なので、黒川の検事総長就任は阻止できると考えていたところに、閣議決定による異例の黒川に対する定年延長が起きた。