【20年3月期】コロナ禍で減収減益のJR東海 リニア工事の資金繰りに懸念はないか?
2020年05月12日 公開
https://corp-research.jp/articles/5615
>東海道新幹線という高収益事業を持つJR東海。しかし、2020年3月期はコロナ禍の影響で利用客が急減し、
減収減益となりました。21年3月期もこの状態が続くと、リニア中央新幹線の開業が遅れるおそれもありますが、
懸念されるのは巨額融資の返済です。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。<
>前述のように、JR東海はリニア中央新幹線の建設のために3兆円の融資を受けています。
返済計画は40年ローンで、借り入れから30年間は元本返済は猶予され利息のみの支払いとなりますが、
2046年からは毎年3000億円の元本返済をしなくてはなりません。
開業が遅れることで資金回収が十分でないまま2046年を迎えてしまうと、
この返済に困ることになります。<