[2020/05/17 12:12]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000184159.html

 大雨のシーズンを前に、災害時の避難所で新型コロナウイルスの感染が広がる恐れが指摘されています。徳島県海陽町は避難所の中でテントを張ったり、補助的な避難所を設けたりする試みを始めました。

 海陽町は家族や世帯ごとに空間を遮るため、避難所の中にテントを張ることにしました。より広いスペースが必要で、これまで避難所に指定していなかった集会センターなどを新たに補助的な避難所とすることを決めました。
また、推奨していなかった避難所の駐車場での車の中の宿泊も認め、その人たちにも食料などの支援対象とする方針です。町は大雨のほか、南海トラフ地震での被害が想定されていて、避難所の感染対策は緊急の課題です。
 徳島・海陽町、三浦茂貴町長:「住民が(コロナを)不安に思って避難場所に来られないとか、避難行動を取れないというのが一番懸念されることでありますので、その住民の不安を払拭するために今回、対策を取った」
 町は避難者のためのマスクや消毒液、体温計の備蓄を増やします。