0001朝一から閉店までφ ★
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2020.05.17
著者 : オトナンサー編集部
アドバイザー : 佐藤卓士(さとう・たかし)
新型コロナウイルスの影響で、マスクをして外出する機会が増えています。夏場、マスク以外の場所だけ日焼けする「マスク日焼け」は起きないのでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で、マスクをして外出する機会が増えています。夏場もこの状態が続く可能性が高そうですが、そうすると心配なのが、マスクの部分以外が日焼けして、マスクの部分が白っぽく残る事態です。
「マスク日焼け」のような事態は起こり得るのでしょうか。そうであれば、日焼け止めによる対策など、どのようにすればよいのでしょうか。マスクによる肌荒れ対策も含め、アヴェニュー表参道クリニックの佐藤卓士院長(皮膚科・形成外科)に聞きました。
日焼け止めは顔全体に
Q.長期間、外出中ずっとマスクをしていると、マスク部分を残して日焼けする可能性はあるのでしょうか。
佐藤さん「マスク部分を残して日焼けする可能性はあります。マスクの素材にもよりますが、肌が露出している部分と比較すると、マスク部分の方が紫外線の到達量が少なくなります。そのため、日焼け色の程度に差がでてきます。
もっとも、マスク部分に到達する紫外線はゼロではないので、マスク部分も多少日焼けをしますが、露出部の方がより紫外線を浴びる量が多いので、色に差が生じることになります」
Q.日焼け止めを塗るとしたら、マスク以外の部分でしょうか。それともマスクに覆われている部分も含め、全体に塗った方がいいのでしょうか。
佐藤さん「紫外線の到達量に差が出ないようにする必要がありますが、日焼け止めを塗ったマスク以外の部分と、日焼け止めを塗らないマスク部分の紫外線の到達量を全く同じにするのは難しいです。
マスクの遮光効果を期待してマスクの場所には日焼け止めを塗らず、マスク以外の部分に強い日焼け止めを塗って終日、紫外線を浴びた場合、逆にマスク部分の方が色が濃くなるという事態が生じる可能性があります。日焼け止めは顔全体に、均一に塗ることをおすすめします」
Q.外出中はマスクを外さないという前提で、マスク日焼けをある程度抑える方法はありますか。
佐藤さん「外出中は露出部分が直射日光に当たるのを避けるため、つばの広い帽子をかぶる、日傘を差すなどの対処が必要です。しかし、空気中で散乱した紫外線や地面・建物から反射した紫外線もあるので、完全に避けることは難しいです。
要は、顔の部位によって紫外線の当たる量に差が出ないようにすることが大事ですので、外出するならば、やはり顔全体に、均一に日焼け止めを塗るのがよいでしょう」
Q.気付かないうちにマスク日焼けの跡がついてしまった場合、何らかの対応策はありますか。
佐藤さん「日焼けした直後の発赤を早く引かせるには、クーリング(冷やすこと)と保湿が大事です。日焼けの色がついてしまった場合はビタミンCを摂取したり、ビタミンC入りのローションなどを塗布したりしつつ、保湿ケアをしましょう。
美容皮膚科でのビタミンCのイオン導入(ビタミンCを肌に塗り、ごく弱い電流を流す)や高濃度ビタミンC点滴などの施術は、日焼け肌を早く改善させるためにはおすすめです。そうした後も、さらに日焼けするのはよくないので、紫外線対策を継続することが大事です」
===== 後略 =====
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