[北京 18日 ロイター] - 中国の鍾山商務相は18日、記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大で世界の需要は大幅に落ち込んでおり、中国の貿易は前例のない試練に直面しているとの見解を示した。

新型コロナは中国の経済と社会の発展に大きなショックをもたらし、企業は極めて困難な局面を迎えていると述べた。

同相は「世界的な流行の拡大とともに国際市場の需要は大幅に落ち込んでおり、中国の今年の対外貿易は前例のない試練に直面している」と語った。

新型コロナの影響で稼働を停止していた国内工場が操業を再開したことが寄与し、4月の輸出は市場予想に反して増加した。一方、輸入は2桁の減少を記録しており、世界経済が縮小する中、今後はさらに厳しい状況になると予想されている。

商務相は資金繰りの厳しさや受注の減少、サプライチェーンのリスクの高まりを挙げ、「中国企業は新型コロナの影響で極めて困難な状況に直面している」と語った。

政府は内需を押し上げ、消費を促進するとも付け加えた。

ビジネス2020年5月18日 / 14:00 / 21分前更新
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