中国・陝西省西安で18日、32年前に誘拐された息子とその両親が再会を果たした。

1988年、当時2歳だった毛寅さんは父親と保育園から帰宅する途中で誘拐された。父親が息子に水を飲ませようとしばし立ち止まった間の出来事だった。

両親は国中で息子を探した。母親は10万枚以上のチラシを配ったという。

親子は18日、 警察の記者会見 で再会を果たした。34歳になった寅さんは、両親と一緒に過ごすつもりだと明かした。

母親の李静芝さんは、私たちを助けてくれた何万人もの人たちに感謝したい」と述べた。

寅さんに何があったのか

誘拐された寅さんは、1986年2月23日生まれ。寅さんが発見される前の今年1月、母親は香港の英字紙 サウスチャイナ・モーニングポスト のインタビューで、寅さんのことを「とても賢くてかわいい、健康な」赤ちゃんだったと述べていた。

1988年10月17日、父親の毛振平さんは、西安の保育園から寅さんを連れて帰ろうとしていた。

寅さんから水が飲みたいといわれ、ホテルの入り口で立ち止まった。お湯を冷ますために一瞬目を離した隙に寅さんは連れ去られた。


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