シンガポールの最高裁判所は15日判決公判を開き、ビデオ会議システム「ズーム」を通じてマレーシア人の男(37)に麻薬密輸の罪で絞首刑を言い渡した。

 AFP通信が20日報じた。死刑という極めて重い判断をネット経由で告げたことに「残酷だ」と批判の声が上がっている。

 男はヘロイン28.5グラム超を密輸したとして有罪が確定していた。

 シンガポールでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、外出が制限されている。企業の会議やオンライン授業でビデオ会議システムの利用が進んでおり、最高裁も関係者の感染予防のため導入したという。 

5/20(水) 21:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000131-jij-asia