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領海侵犯や邦人拘束があっても日中関係は正常と主張しているのが安倍政権
中国の海洋進出に懸念を表明しているのは日本共産党

「私は、二〇一七年に、中国共産党中央党校において、ともにつくるという共創という言葉を日中外交史上初めて使い、演説を行いました。
世界の平和と安定は日中がともにつくり上げていかなければならないという責任感、使命感、決意を述べたものであり、
日中の関係改善に長く取り組んできた一人の政治家としての信念を述べたものであります。
 もはや、日中新時代を迎え、日本と中国は二カ国だけのことを考えてよい時代はとうの昔に過ぎ去り、
日中は、ともに世界の平和と安定に責任を持ち、世界の国々をリードしていかなければならないと心の底から私は信じております。
 ことしは、習近平国家主席をお迎えする年であります。歴史的に意義の大きい訪日として位置づけ、何としても成功させなければなりません。」
◆第201回国会 衆議院 本会議 第2号 令和2年1月22日 自民党幹事長 二階俊博
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120105254X00220200122&;current=1

「対中外交に関わる二つの問題について聞きます。
 一つは、東シナ海における中国の覇権主義的な行動がエスカレートしている問題です。
 二〇一九年の一年間で、中国公船による尖閣諸島周辺の領海侵犯を含む接続水域への入域は、延べ一千九十七隻を超え、
前年の一・八倍、過去最多に達しました。二〇一八年に日中両国関係について正常な発展の軌道に戻すことができたと喧伝しながら、
その翌年の二〇一九年に領海侵犯などを激増させ、常態化させることは、極めて不誠実な態度と言わなければなりません。
 中国側にどんな言い分があろうとも、日本が実効支配している地域に対して、力によって現状変更を迫る行動を常態化させ、
実効支配を弱め、自国領と認めさせようという行動は、国連憲章などが義務付けた紛争の平和的解決の諸原則に反する
覇権主義的な行動だと言わなければなりません。日本共産党は、中国のこうした行動に強く抗議し、その是正を求めるものであります。
 いま一つは、香港における人権侵害の深刻化です。
 自由と民主主義を求める香港市民の活動に対する香港警察による弾圧が強まる下で、日本共産党は、
昨年十一月、弾圧の即時中止を求める声明を発表し、中国政府に伝達しました。
 この問題について、香港警察の暴力もひどいが、デモ参加者の暴力もひどい、
どっちもどっちだという議論がありますが、我が党はそうした立場には立ちません。」
◆第201回国会 参議院 本会議 第3号 令和2年1月24日 日本共産党 山下芳生
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120115254X00320200124&;current=1

保守外交を期待する有権者は、自民党よりも共産党を応援した方がよい。