文科省案がイマイチなので拙速な議論反対というのも一理あるが要望書の論旨が不明瞭だな。
今年度は幼稚園、保育園年少から一律8月末までに終業が一番良いプラン

(メリット)
学習指導要領に定められている授業以外(行事等)の学習時間も確保できる(学びの機会の確保)
医療その他の実習などの時間確保
新型コロナの第二波のためのバッファ(冬季に換気が困難な地方も)
密な状況を時間的にもさけることができる。
冬季の流感、大雪による受験実施への影響緩和
経済界の就職活動、就職受け入れ態勢が整うまでの時間確保
中止となっていたイベント実施による経済効果(旅行、観光、ほかイベント関連)
入学式、卒業式の時節変更による服装変更に伴う経済効果

(デメリット)
現行の文科省案は未就学児童に十分配慮できておらず、12か月の学年区切りとならない
義務教育開始年齢の遅れ
保育園、幼稚園側の受け入れ態勢(政府案だと待機児童が増える)
一部地域では入試、入学式、卒業式が台風などと重なる可能性

(課題)
法改正30本以上 (これは議員の仕事、特措法でとりあえず対応可)
必要予算7兆円 (教育に対する投資であり必ずしもマイナスではない)
追加の教員は全国のOBにすでに呼びかけ実施中(充分な人数を継続的に集めるのはさらに検討が必要)
卒業可能な生徒、学生に対する対応(受け入れ先がOKなら3月以降いつでも卒業でよいのでは)

欧米もすでに大混乱であり、今後数年間は新型コロナの影響をみるためにも
一旦は遅らせたままの時間軸で冬季の入試などは避けるべきだろう。留学状況もすぐには戻らないと考える。
政府には今後5年程度は現行の学年区切りで幼稚園から大学院までスケジュールして、
新生児が幼稚園年少を迎える段階から徐々に1学年13か月等の対応で時間軸を変えていく形を期待する。
台風等は気象予報をもとに延期等ずらすしかないだろう。共通テストは6月前半まででないと沖縄は厳しい可能性がある。