世耕氏発言が波紋 公務員法改正「再考」要求
2020年05月21日07時15分

 自民党の世耕弘成参院幹事長が、公務員の定年を65歳に引き上げる国家公務員法改正案に再考を求めたことが波紋を広げている。
新型コロナウイルス感染拡大で民間雇用が脅かされる中での定年延長に理解が得られるのか問題提起したとみられるが、政府・与党が実現に尽力してきた法案に参院の司令塔が疑義を呈した形で、政権内からも「大衆迎合的だ」(政府関係者)などと冷ややかな声が出ている。

 同改正案は、検察庁法改正案との「束ね法案」として提出され、今国会での成立が見送られた。
政府・与党は秋の臨時国会で仕切り直しを目指すが、世耕氏は19日の記者会見で、「公務員だけ給料が下がらないまま定年延長されていいのか」などと見直しを求めた。

 ただ、公務員の定年延長は年金支給年齢の引き上げなど全世代型社会保障改革の一環で、安倍晋三首相が「高齢期の職員の豊富な知識、経験を最大限に活用する」と訴えてきた経緯がある。

 自民党内では困惑も広がっており、森山裕国対委員長は20日、「党の正式な手続きを経て法案を提出している」と記者団に強調。
党幹部は「自分だけ正論を言ったつもりになっている」と不快感を示し、参院中堅は「継続審議にこぎ着けたのに、この発言で台無しだ」と嘆いた。

 批判は野党からも出ており、立憲民主党の安住淳国対委員長は「支離滅裂だ」と非難。国民民主党の玉木雄一郎代表は「欠陥法案だと明言した。より良いものを出し直してほしい」と指摘した。(2020/05/21-07:15)

https://www.jiji.com/amp/article?k=2020052000970&;g=pol

ネトウヨ「自治労が枝野に激怒wwww」
自民内部「俺らが激怒なんだが?」
ネトウヨ「」
だせえなw