5月22日、東京都の小池百合子知事は定例の記者会見で、「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」の全容を発表した。

外出の自粛や休業要請を緩和する際の目安として、15日の会見で発表した通り7つのモニタリング指標を採用することをあらためて報告した。

【緩和の目安とする7つのモニタリング指標】

特に重要視する3つの指標

・1週間の平均感染者数が20人未満(公表日ベース)

・感染経路の追えない感染者の割合の1週間平均が50%未満

・1週間単位の感染者の増加比が1を下回る

(ただし、新規感染者の1週間平均が10人以下になった場合、感染経路不明者の割合や増加比については参考とする)注視する4つの指標

・重症患者数

・入院患者数

・PCR検査の陽性率の1週間平均

・受信相談窓口における相談件数の1週間平均

7つの指標の達成状況については、都の動画チャンネルをはじめ、レインボーブリッジを七色に光らせるなどして周知。なお、指標のうち一つでも緩和基準を上回った場合には、「東京アラート」を発令。レインボーブリッジを赤く点灯させるなどして、都民に警戒するよう促すとした。

休業緩和のステップは?
気になるのは、飲食店などをはじめとした休業要請の緩和について。

小池知事は、15日の記者会見で「3ステップによる段階的緩和」を行っていく方針を示していた。今回発表されたロードマップでは、各ステップで緩和される業態について詳細が公表された。

休業要請の緩和ステップ

【ステップ1】

・文教施設(都立学校は登校日を変更して対応、オンライン学習などとの組み合わせ)

・大学、専修学校(分散登校など)

・展示施設(博物館、美術館、図書館など)

・屋内の運動施設(体育館、水泳場、ボーリング場など。観客席部分は使用不可)

・屋外の運動施設(野球場やテニス場、陸上競技場など。観客席部分は使用不可)

・飲食店の営業時間拡張(午前5時〜午後10時まで:酒類の提供も午後10時まで)

・50人までのイベント

5/22(金) 16:53https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000006-binsiderl-soci