>>567
微妙な所なんだよ。

この国家制度では検察は確かに行政府の一機関だ。
が、同じくこの国家制度では刑事事件の起訴権は検察が事実上独占している。
強大な強制捜査権も有している。
更に云えば諸国に比べて突出した起訴有罪率もある。
そんな機関が官邸の恣意を以て左右されるんなら、国家権力の犯罪は誰が指弾し得るのか、という話。
だから検察は、法的な位置付けはさておき「準・司法機関」でなければならないし、
検察官にはそれに相応しい厳しい矜持が求められる。
だからこそ、歴代国家権力は曲がりなりにも、あくまでも曲がりなりにもではあるが検察の独立性を尊重してきた。
それを土足で踏みにじって、自分たちの権力維持の都合を恥ずかしげも無く剥き出しにしたアベ某はあまりにも特異かつ悪辣かつ厚顔無恥と云わなければならない。

「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する。」というあまりにも有名な箴言を知ってりゃそれぐらい理解できるだろう。
それともお前さん、昨今の若者にありがちな「権力性善説」に洗脳されてる手合いか?