>>95
ネットの硫化水素ガスを自殺の手段として紹介 している内容をまとめると
「苦しまずにあるいは楽に死ねます」
「直ぐに...」
「美しくあるいはきれいに・・・」と言っています が、まったく、「嘘です、間違っています!」
全部、逆です。
私たち生き物にとって、このガスは強い強い刺 激性と毒性があります。 硫化水素ガスは、水に大変溶けやすいので、もし、人に触れると、先ず、
目とか鼻の奥に、火傷(やけど)をしたような激しい痛みが起こります
それが次々と、のど(気管支や咽頭)を痛め、 肺の奥深く進んで行きます。とても、じっと我慢 しておれる痛み・苦しみではありません。
動物でみると、目から涙があふれ、七転八倒します。恐らく人では、のどや胸をかきむしるような問絶があるはずです。個人的にネットで紹介しているような方法では、
瞬時に高濃度の状態を作ることは出来ません。
化学反応でガスが発生するわけで、徐々に発生し、意識がなくなるようになるまで筆舌につくしがたい苦しみが襲ってきます。
もし、この時もう止めようと思っても、すでに遅いのです、目もあけておられませんし、のど、胸の痛みなどから立っておられませんから、目張りをはずそうと思っても、もう出来ません。
(お腹が痛いときでも立っておれないでしょう。それより激しいのです)
倒れますと、硫化水素ガスは空気より重いので 床面にたまり、益々苦しむことになります。
全身に回ると、軽い中毒でも、頭痛、めまいや けいれん性の痛みを起こし、中毒が重くなると、心臓の動きが遅くなり、けいれんを起こすようになり、さらに苦しみを増すことになります。
「美しく、きれいに」なども全部うそです。事実、 皮膚の色は黄色味をおびた褐色になり、また、 体全体に回ったガス特有の嫌な「腐卵臭」がし ます。また、脳や内臓も青や緑がかった褐色で
とても汚い色をしています。(血液中で硫化へ モグロビンとなる)
一部、皮膚からも浸透すると言われ、吸ったものとともに全身に回るころには、硫化ヘモグロ ビンは酸素を運ばないので窒息と同じです。
また、このガスの恐ろしさは、どんな金属でも、腐食してしまいます(還元性が強い)。金・銀は 言うに及ばす鉄でも銅でもです。みんな黒ずん でしまいます。
よく温泉に行くとき貴金属ははずして置きましょうといわれますが、自然の中で人体にまったく 無影響の温泉などで臭う「弱い腐卵臭」位でもこんなことが起こります。
この濃度は0.005〜0.1 ppmです。
これらと比べ意識を失うためには、この何千倍か何万倍の濃いさが必要で、その状態になるまでの間に前に述べたような耐え難く、もう逃れられない苦しみがきます。
また、自分以外の人に対しても同じで、助けようとした人にも同じことが起こります。
また、「楽だ」と書いている人はどんな人でしょうか。経験者でしょうか。そんなはずはありません。死んでしまった人が「楽だった」とネットに書けるわけがありません。
信用するのは止めましょう