日本一のりんごの産地、青森県弘前市では、新型コロナウイルスの影響で、経済的に困っている大学生などに人手不足が進むりんご農家で働いてもらう取り組みが始まっています。

弘前市は、新型コロナウイルスの影響でアルバイトを自粛している大学生などと、人手不足に悩むりんご農家のそれぞれを支援するため、農家が大学生などに支払う日当の半分を3000円を上限に補助しています。

24日は、弘前市小沢にある山下規男さんのりんご園で、弘前大学の6人の学生が働き、りんごの実を大きく育てるために必要な花の一部を摘み取る作業を行いました。

参加した学生たちは、農家から花を摘み取り方を教わり、手際よく作業を進めていました。

2年生の女子学生は「アルバイトの募集が少ない中、働くことができてありがたいです。生産現場に携わることもでき、貴重な体験になります」と話していました。

りんご農家の山下さんは「人手不足で困っていたので、とても助かりました。仕事ぶりがまじめなので収穫の時期まで働いてほしいです」と話していました。

NHKニュース 2020年5月24日 13時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012442921000.html
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