政府は基本的対処方針で、緊急事態宣言の解除を判断する際の感染状況について「直近1週間の新たな感染者数が10万人当たり0.5人程度以下」になることを目安とするとしています。

24日までの1週間について、10万人当たりの新たな感染者数を見ると、緊急事態宣言が出されている5つの都道県のうち、東京都は0.36人となり、目安を下回りました。

新型コロナウイルス対策を話し合う国の専門家会議は、今月14日に出した提言の中で、関東や関西の行き来が多い生活圏の単位でも感染状況を検討していますが、23日までのデータでは、特定警戒都道府県となっている関東の東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県では1週間で0.34人となっています。

また、目安とされる「直近1週間の感染者数が人口10万人当たり、0.5人程度」について、それぞれの都道府県の人口のデータから計算すると、東京都の目安は70人となりますが、24日までの1週間での新たな感染者数は50人と20人下回りました。

2020年5月24日 16時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200524/k10012443031000.html