【BBCワールドニュース(今日、午後8時半)】日本と中国について

アンカー:ポストコロナの時代についてアジア各国の特派員の
 予想を伝えてもらいます。
 まず、アジアを代表して、東京特派員、どうぞ。
東京特派員:はい、こちら東京です。
 まず、最初に伝えるべき事は、日本は、ロックダウンをしませんでした。
 法に基づいて、国民に自宅に止まる様に要請をしたのです。
 その結果、ロックダウンをせずに、経済を動かしたまま、コロナのピークを超えました。
 日本は、ロックダウンをしなかったので、他国に比べて、経済の痛みは、少なくすみました。
 実際、直近のGDPは、−3.4%に踏みとどまっています。
 また、日本のGDPの6割は、個人消費で、外需に頼っていません。
 日本は、ポストコロナの時代、他国より早く経済が戻るでしょう。
 以上、東京からお伝えしました。
アンカー:ありがとう。では、次に北京特派員、どうぞ。
北京特派員:こちら、北京です。
 中国のロックダウンは、長期かつ徹底したものでした。
 我々、欧米が実施したロックダウンより徹底しており、文字通り、都市を封鎖しました。
 その様子は、TVで視聴者の方もご存知でしょう。
 その結果、ウィルスの封じ込めには成功しましたが、反面、経済の痛みは大きく、先日の
 全人代では、初めて、目標GDPを示せませんでした。
 また、直近のGDPは、ー6.8%と経済の落ち込みは、深刻です。
 また、新型コロナは、中国が感染国であり、中国への風当たりは、強くなります。
 更に、中国は、外需に依存しているので、世界各国の経済が戻らないと、中国の経済も
 戻りません。
 ポストコロナの時代、中国の再建は、厳しいと予測します
 以上、北京からお伝えしました。
アンカー:ありがとう。