調査「土曜授業はやめて」が9割

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200526/3060004618.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新型コロナウイルスの影響で臨時休校が長引き学習の遅れをどう取り戻すかが課題となる中、
富山県教職員組合が各学校の分会を対象に行ったアンケート調査で夏休みの補習授業は認める一方、
土曜日の授業については子どもと教員の負担が大幅に増えるとして
全体の9割以上が反対していることが分かりました。

臨時休校の長期化による児童や生徒の学習の遅れを取り戻すため文部科学省は
夏休みや土曜日に補習授業を行うことを選択肢として挙げています。
こうした中、県教職員組合は5月、県内の小中学校と義務教育学校にある組合の分会に
学校での学習のあり方についてアンケート調査を実施し、198の分会から回答を得ました。

それによりますと、夏休みの補習授業については、小学校では83.2%、中学校では87.3%が、
「賛成」または「どちらかといえば賛成」と回答しました。
その理由としては、「子どもの学習機会の確保のため」が最も多くなっています。
また、仮に実施するとすればどの程度の期間が適切かという質問に対しては、
小中学校ともに全体の5割以上が「2週間」と回答しました。

一方、土曜日の補習授業については、小学校では95%、中学校では78.2%が
「反対」または「どちからといえば反対」と回答しました。
理由としては、子どもたちのゆとりがなくなり負担が大きくなるうえ
教員の長時間労働につながり振替休日も取ることができないことなどが挙げられています。

県教職員組合は「限られた時間の中で子どもたちの学びの機会を確保するため教員は真剣に向き合っている。
新型コロナウイルスの終息が見通せない中、現場の教員の声を聞きながら
授業や学校行事のあり方について社会全体で考えていく必要がある」と話しています。

05/26 19:15