消毒液盗んだ女に懲役1年求刑

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20200526/3000010916.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ことし2月、名古屋市の病院に置かれていたボトル入りの消毒液を盗んだ罪に問われている
74歳の女の裁判が始まり、検察は「消毒液は院内感染を防ぐために置かれていたもので、
入手困難な中、盗んだのは身勝手で悪質だ」として懲役1年を求刑しました。

韓国籍で名古屋市東区の松浦静子、本名、尹靜順被告(74)はことし2月、
名古屋市北区の病院の救急搬送口の廊下に置かれていた、ボトル入りの消毒液
1本を盗んだとして窃盗の罪に問われています。

26日、名古屋地方裁判所で開かれた初公判で、被告は起訴された内容を認め、
「自分が感染して派遣社員の息子にうつすと、いわゆる“派遣切り”され、
仕事がなくなるのではと不安になった。薬局には消毒液の在庫もなく、怖くなり盗んでしまった」
と述べました。

これに対し検察は「消毒液は院内感染を防ぐために置かれていたもので、入手困難な中、
盗んだのは身勝手で悪質な犯行だ」として懲役1年を求刑しました。

一方、被告の弁護士は「不安に負けた結果の犯行で、被告は反省している」と述べ、
執行猶予の付いた判決を求めました。

審理は26日ですべて終わり、判決は6月2日に言い渡される予定です。

05/26 19:20