千葉県警柏署は26日までに、強要未遂の疑いでいずれも指定暴力団住吉会傘下組員で柏市在住の55歳の男と37歳の男を逮捕し、地検松戸支部に送検した。2人は新型コロナウイルスの影響で品薄になっていた紙製品の販売を要求した疑いがあり、同署は詳しい動機を調べている。

 2人の逮捕・送検容疑は共謀し、2月29日午前11時半〜午後3時40分ごろ、柏市内の配送センターで「トイレットペーパーとティッシュを出せ」などと威圧的な態度で職員を脅し、取り扱いのない商品の販売を要求した疑い。

 同署によると、同センターは食品を中心とした卸売業者で、紙類の在庫はなかった。2人はマスクの有無についても、事前に電話で確認していた。

 同センター職員からの110番通報で発覚した。同署は2人の認否を明らかにしていない。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)

5/27(水) 12:23 千葉日報オンライン
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