千葉県鴨川市の鴨川シーワールドは、6月1日から営業を再開する。当面、来園者を千葉県民に限定するほか、一部施設の閉鎖や、動物のパフォーマンスを縮小する。

千葉県民限定の開園であることを、駐車場周辺に掲示するほか、チケットゲートでも口頭で確認する。

感染予防策としては、入口のサーモグラフィで検温し37・5度以上の場合は、入園を断る。園内ではマスクの着用を要請する。

同園で人気の海の動物パフォーマンスは、屋内が会場となるベルーガのショーは休止する。そのほかシャチ、イルカ、アシカのショーは、1回の演技時間を通常の20分から15分程度に短縮し、それぞれ1日2回程度行う。

同園ではコロナウイルス感染拡大に伴い、3月4日から休業し、途中10日間程営業を再開したものの、4月4日から再度休業。休業期間は合計で79日間に及ぶ。

同園の目玉でもあるシャチのショーについて、長期休業後のパフォーマンスは気になるところ。同園に聞くと、「動物たちは演技を忘れることはありません。ただ、健康チェックのためトレーナーが、毎日1回、時間を決めてパフォーマンス続けています」。動物たちは休業中を、ただ、休んで過ごしているわけではないそうだ。

では、休業中の無観客パフォーマンスについて、シャチがなにか違いを感じているを尋ねると、「それはトレーナーに尋ねてみないと、分かりませんね」との答えだった。

夏に向け、シャチのショーで最も盛り上がる演技の1つが、シャチが尾や体全体を使い、観客席に豪快に水しぶきを飛ばす、ウォータースプラッシュ。

ショーに取り入れるかについては、「お客さんが客席の上部に逃げて、密ができてしまうことが考えられますので、状況を見ながらの演技構成になると思います」と、まずは感染防止が最優先になる。

ソース トラベルニュース
https://www.travelnews.co.jp/news/area/2020052715502813077.html
画像 シャチの迫力あるパフォーマンス(過去の画像)
https://www.travelnews.co.jp/img/7d923e2ca5204fe20345ec36258741ce.jpg