5/29(金) 7:00
スポーツ報知

吉村大阪府知事がバッサリ「理解不能」大村愛知県知事に「東京大阪は医療崩壊」と言われ
報道陣の質問に答える大阪府・吉村洋文知事
　新型コロナウイルスの感染拡大に関し、愛知県の大村秀章知事と大阪府の吉村洋文知事が“バトル”を繰り広げている。

　最初に仕掛けたのは大村氏。今月１１日の記者会見で「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊。東京と大阪では起こっている」と言及。その時は、吉村氏がスルーを決め込んだが、２６日にも同様の発言をした。

　これを受け、吉村氏は２７日にツイッターで「何を根拠に言っているのか全く不明」と指摘。大村氏と名古屋市の河村たかし市長との確執を念頭に「根拠のない意見を披露する前に、名古屋市ともう少し連携したら、と思う」と皮肉った。

　大阪府によると、感染者が急増した時期に、数百人が一時的に自宅待機となったことがあった。ただ、入院しての治療が必須の重症者が、治療を受けられなくなるような事例はなかったという。吉村氏は２８日、記者団に対し「（大村氏が）なぜそうおっしゃるのか、理解不能。相手にしないでおこうと思う」と突き放した。一方、大村氏はこの日の会見で「東京と大阪は日本の要なので、エールを込めて申し上げたい」と言明した。

　大阪市の松井一郎市長は「ねたみでしょう。大村さんは目立ちたがり屋だから」と嫌みたっぷりに吉村氏を援護。吉村氏のメディア露出が増え、それに伴って評価もうなぎ登りなのに反して、大村氏は県のウェブサイトに感染者の個人情報を誤掲載したことで、謝罪に追い込まれている。

　一方、東京都の小池百合子知事は「他の自治体の人が言ったことに答えるつもりはない」と述べるにとどめた。

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