新型コロナウイルスの影響で雇用情勢が悪化する中、非正規雇用などで働く人たちの悩みを受け付ける無料の電話相談が大阪で開かれています。

電話相談は大阪の労働組合が開き、スタッフ3人が相談に応じています。

午前中はデパートで働く契約社員から、雇用契約を延長されず、先月末に雇い止めにあったという相談が寄せられ、失業手当などの手続きについてアドバイスしていました。

また「会社が休業中の手当てを十分に支払ってくれない」とか「時短勤務を強いられた」など、賃金や労働環境に関する相談も多く寄せられているということです。

組合は落ち込んだ景気が回復しなければ、今後、派遣社員など非正規雇用の労働者を中心に解雇や雇い止めなどが増えるおそれがあるとしています。

全日本建設運輸連帯労働組合関西ゼネラル支部の大橋直人書記長は、「1人で抱え込まずにためらわず相談してほしい」と話していました。

電話相談は7日午後7時まで受け付け、電話番号は06ー6881ー0110です。
NHK 2020年6月7日 12時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200607/k10012461451000.html