任期満了に伴う東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)の対応をめぐり、自民党本部と党都連が足並みをそろえられないでいる。独自候補の擁立を見送り、小池百合子知事を支援する方針で調整している党本部に対し、反小池色が強い都連が反発しているからだ。小池氏は今月10日にも再選出馬を表明する見通しで、党本部と都連はどう決着をつけるのか。

 「都議補欠選挙もあるのに、自民党が小池さんの応援に回るようなことはやめていただきたい」

 5月28日に自民党本部で開かれた都連の候補者選考委員会。出席者の一人は、都知事選と同日に投開票される4つの都議補選を念頭に、小池氏を支援する党本部の方針に真っ向から反対した。

 都知事選をめぐる党本部と都連の歩調の“ずれ”は、この日の選考委の前から表面化していた。
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産経新聞 2020.6.8
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200608/0001.html