【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日、ジュネーブでの記者会見で、7日に報告された新たな感染者数が世界で13万6000人超だったと発表した。1日の感染者数としては過去最多という。テドロス氏は「どの国もまだ手綱を緩めるときではない」と強調し、感染拡大を防ぐ対策を継続するよう各国に呼びかけた。

 WHOによると、13万6000人超の新規感染者のうち、約75%を米国やブラジル、インドなどの10カ国が占めたという。また、WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は8日、グアテマラなど中米での感染者数が増加しているとの見方を示した。

2020.6.9 18:33
https://www.sankei.com/world/news/200609/wor2006090027-n1.html