【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は10日、新型コロナウイルス対策として日本を含む域外から欧州30カ国への不要不急の渡航を原則禁止にしている措置について、「7月1日からの段階的、部分的解除」を、欧州委員会が週内に加盟国に提案すると発表した。

 どの国を優先的に解除するかなど詳細は欧州委の検討を経て今後決まる見通し。

 入国管理は加盟国の権限。観光立国のギリシャは日本や中国、韓国など約30カ国を対象に今月15日からの観光客受け入れを決めるなど、渡航禁止解除を巡っては加盟国間でばらつきが出ている。

共同通信 2020/6/10 21:39 (JST)
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