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20世紀以来、姫路城内への不法侵入 コロナ禍で休業中の4月
姫路城=姫路市本町
 新型コロナウイルスの影響で休業中の世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)の敷地に4月下旬、何者かが工事用の足場を伝って侵入していたことが分かった。姫路市によると、確認できている城内への不法侵入は1999年以来で、監視体制を強化する。

 市などによると、4月27日午後11時前、姫路城内のセンサーが反応した。監視カメラを確認したところ、城の南側にある高さ約10メートルの工事用足場から少なくとも3人が侵入し、約120メートル先の「備前門」付近へ向かう様子が写っていた。全員、男とみられる。3人は、センサーの発報後に逃走した。

 文化財の破損や盗難などの被害は確認されていないが、市は翌28日、建造物侵入容疑で県警姫路署に被害届を提出した。

 姫路城は今月15日に全面公開の再開を控えており、市は守衛の巡回を強化したり、監視カメラを増設したりする。足場は「チの櫓」の保存修理工事で設置され、現在は撤去されているという。

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