最新原潜が就役 ロシア
時事2020年06月12日21時30分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061201191&;g=int

 【モスクワ時事】ロシア国防省は12日、
弾道ミサイル搭載可能な最新鋭原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」が就役したと発表した。
北方艦隊に配備される。
 同艦はロシアの核戦略を担う第4世代のボレイ型原潜。
全長170メートルで、これまでのボレイ型原潜に比べ、航行時の音が静かになったことが特徴という。
同艦は昨年10月に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラワ」の発射実験を成功させている。


https://ic.pics.livejournal.com/bmpd/38024980/6949172/6949172_original.jpg

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https://www.youtube.com/watch?v=hn7MBbqD6z4


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海面下でアメリカに対抗? ロシアの最新鋭潜水艦「ウラジーミル」が進水
ビジネスインサイダーBen Brimelow Dec. 16, 2017, 03:00 PM POLITICS
https://www.businessinsider.jp/post-107773

・ロシアの最新SSBN(原子力弾道ミサイル潜水艦)「クニャージ・ウラジーミル(Knyaz Vladimir)が11月、進水式を行った。
・最新鋭の電子機器と騒音の低さが特徴で、実質的に同艦が検知されることはない。
・ロシアは、同様のボレイ級原子力潜水艦をさらに4隻建造する計画。

ロシアの最新SSBN(原子力弾道ミサイル潜水艦)「クニャージ・ウラジーミル(ウラジーミル王子の意)」は11月17日(現地時間)、その進水式を行った。

この潜水艦は、ボレイ級潜水艦(最初の潜水艦の名前を取って「ドルゴルーキー級」とも呼ばれる)の改良型の1番艦として建造されたもので、ボレイ2級と呼ばれるだろう。
同艦は、ロシア北部のセベロドビンスクにある造船会社セブマシュ(Sevmash)で行われた進水式で披露された。

全長558フィート(約170メートル)、全幅44フィート(約13メートル)のクニャージ・ウラジーミルは、これまでに建造された3隻の同クラスの潜水艦とは異なる特徴を持つ。
より進化した電子機器類が搭載され、最大潜航深度も400メートルまで向上した。
乗組員の居住区も改善が図られた他、騒音レベルが下がり、同艦の検知はほぼ不可能になった。

クニャージ・ウラジーミルの最大の違いは、発射できる弾道ミサイル「RSM-56ブラバ」の数が4基増えたことだ。
このミサイルは、1基に複数の核弾頭を搭載できる。

これは、アジア・太平洋のニュースに詳しい雑誌『The Diplomat』のフランツ=シュテファン・ガディ(Franz-Stefan Gady)氏が指摘するように、
クニャージ・ウラジーミルが「極超音速の、個別制御可能な核弾頭を96〜200基発射する能力を持つ」ことを意味している。
「1基あたり100〜150キロトン」の核弾頭の爆発力は、広島に落とされた原爆の10倍に相当する。

これは、アメリカの東海岸全体を壊滅させるに余りある破壊力だ。しかもこれだけの核弾頭が、たった1隻の潜水艦から発射可能なのだ。

クニャージ・ウラジーミルがロシア海軍の一部として完全に就役するのは2018年と見られているが、ロシアは同艦に加え、さらにボレイ2級の潜水艦を4隻建造する計画だ。
最後の1隻が完成するのは2025年の見込みで、全て完成すれば、ボレイ級、ボレイ2級を合わせた潜水艦の数は、8隻になる。

既に就役しているボレイ級潜水艦3隻のうち「アレクサンドル・ネフスキー(Alexander Nevsky)」と「ウラジーミル・モノマフ(Vladimir Monomakh)」は、
その動きを活発化させている太平洋艦隊に配備された。残りの1隻「ユーリー・ドルゴルーキー」は北方艦隊に所属している。

クニャージ・ウラジーミルという艦名は、キエフ=ルーシ(キエフ公国)をキリスト教化したウラジーミル大公にちなんで名付けられた。
多くのロシア人が、これをロシア建国の節目と捉えている。

(以下略)