6/13(土) 11:05配信
毎日新聞

10年ぶりの活動として新邪馬台国が作製したアマビエのシール=大分県宇佐市で2020年6月10日午後4時39分、宮本勝行撮影

 大分県宇佐市のまちおこしグループが設立した「新邪馬台国」が、疫病退散の御利益があるとされる妖怪「アマビエ」のシールを1000枚作って実費販売している。新型コロナウイルスによる沈滞ムードを打破しようと10年ぶりに活動を再開した。

 新邪馬台国は「邪馬台国・宇佐説」を推理した故高木彬光氏の小説「邪馬台国の秘密」をヒントに1977年に設立された。パロディー精神あふれる「ミニ独立国」の活動が評価され、86年にサントリー地域文化賞を受賞。その後は活動を休止し、2010年に「全日本邪馬台国論争大会」を開催した後、再び「鎖国」していた。

 同国総裁で、宇佐神宮参道で観光館文福を経営する宇佐市議、高橋宜宏さん(68)は、今回の「開国」の理由を「共に頑張って新型コロナと闘いたい。打撃を受けている自分自身を鼓舞するためでもある」と説明。アマビエのイラストなどをデザインした丸いシール(直径9センチ)を1枚30円で販売する。

 郵送での販売も受け付ける。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/864f28fcd9f98fd08b18b148f92129ba08b4082f