6/15(月) 16:38配信
ロイター
[チューリヒ 15日 ロイター] - スイスのセンサー製造センシリオン<SENSI.S>は15日、2020年度の業績見通しを上方修正したことを明らかにした。
自動車部品の販売は低迷しているが、新型コロナウイルス感染症の治療に必要な人工呼吸器用のガスセンサーの販売が拡大しているという。
2020年度の売上高予測は2億ー2億4000万スイスフラン(2億5200万ドル)。従来予想は1億7800万ー1億8800万フランだった。
調整後の営業利益率も改善する見通し。粗利益率も安定するとしている。
上半期の売上高は1億1300万フラン前後と、前年の8400万フランを上回る見通し。人工呼吸器用センサーの売上高は2300万フラン前後。前年は300万フランだった。
同社は「新型コロナ感染症の流行で世界中で人工呼吸器の需要が急増している」とし「納入のピークは第2・四半期と第3・四半期になるだろう。その先の動向は不透明で、今後の感染状況に大きく左右される」と述べた。
同社は現時点で、来年初めに需要が正常化に向かうと予想している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0ba4a0275d2737c5a1bf33e8594fe071899bbc7