[15日 ロイター] - 米当局は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に対する制限規則を変更し、第5世代移動通信システム(5G)を巡って同社と米国企業の協業を容認する方針を固めた。ロス商務長官が15日確認した。新規則は16日にも発表される見通し。

ロス長官は「米国が技術革新において世界的リーダーの地位を譲るつもりはない。商務省は米国の国家安全保障や外交政策で国益を守りつつ、米国の技術が国際標準となるよう国内産業が全面的に関与することを推進していく」と述べた。

ワシントンの弁護士で元商務次官補のケビン・ウルフ氏は、規則の変更に伴い「米企業はファーフェイを巡る政府の方針に抵触することなく、国際基準を巡るリーダーシップを維持する上で大きな助けを得るだろう」とした。

商務省は5月、ファーウェイへの半導体輸出規制を強化し、すでに禁輸措置対象に指定されている同社が米国の技術やソフトを利用した半導体を間接的に取得できないようにすると明らかにしたばかり。

ロイター 2020年6月16日 / 04:58 / 3時間前更新
https://jp.reuters.com/article/usa-china-huawei-tech-idJPKBN23M2UR