小中生に自宅学習の選択肢 寝屋川市教委、授業を生配信 不登校のケースなど応用
2020.6.17 07:03 産経新聞
https://www.sankei.com/region/news/200617/rgn2006170027-n1.html

 府内の小、中、高校などでは通常授業が再開されたが、小、中学校への登校を強要せずに自宅での学習も選択肢とし、自宅学習を選んだ児童、生徒向けに教室での授業を「ライブ配信」する取り組みが、寝屋川市で始まった。全国的にも珍しい取り組みで、同市教育委員会はこの授業ライブ配信を、不登校や長期入院の子供たちに利用してもらうことも検討している。

 新型コロナウイルス感染への不安が残っていることから、同市教委は当面、授業への出席を強要しない方針。その代わりとして、授業のライブ配信による「ホームスクーリング」を提供することにした。

 同市ではこれまでの休校期間中、小学1年生から中学3年生までを対象に、科目ごとの授業の録画ビデオを製作して配信していた。これに対して、ライブ配信は、実際の授業をリアルタイムで家庭に流す仕組み。コロナ禍への不安などから登校ではなく、自宅での学習を選択した子供たちを対象としている。

※以下省略