コンビニでは課題も

全国の食品スーパーや一部のコンビニなどでは、すでにプラスチック製のレジ袋を有料化しているところもありますが、新型コロナウイルスの感染拡大で思わぬ課題が見えてきたところもあります。

全国でおよそ2000店舗を展開しているコンビニの「ミニストップ」では、今月から、すべての店舗でプレスチック製のレジ袋を1枚当たり1円で販売しています。

有料化して以降、レジ袋を辞退する人の割合は4割ほど増えたということで、千葉市の店舗でも、多くの客が弁当や飲み物をそのまま持って帰ったり、持参した袋に詰めたりしていました。

ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で、思わぬ課題も見えてきました。

会社では、感染拡大を防ぐため袋を持参した客に対しては、要望がなければ自分で袋詰めをしてもらうことにしています。

このため利用客が集中する時間帯は、袋詰めをする客などで混雑することもあるということです。

コンビニの店内では、袋詰めをするスペースを設けるのは難しいため、会社ではセルフレジの導入を進めるなどして、レジ袋の削減と感染を防ぐ対策の両立を図りたいとしています。

ミニストップコミュニケーションチームの迎眞紀マネージャーは「コンビニは急に買い物をする人も多いが、マイバッグへの袋詰めにも理解をいただきたい」と話しています。

コンビニでは、セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンが来月1日から一部を除いて1枚3円でレジ袋を有料化する予定で、ミニストップも来月以降、レジ袋の価格を1円から値上げすることを検討しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200616/k10012472411000.html