6/18(木) 9:51配信
毎日新聞

岐阜県庁=鮫島弘樹撮影

 岐阜県内で10月31日〜11月3日に開催が予定されている高齢者のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」について、主催する県と厚生労働省が開催を1年延期する方向で調整している。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮したためで、延期が決まれば1988年の第1回大会以来初めて。厚労省が近く、延期を最終決定する。

 岐阜開催の翌年以降には2021年に神奈川、22年に愛媛、23年に鳥取での開催が予定されているが、3県ともに開催を1年延期する。大会には例年、全国から約1万人の選手、役員が集まり、観客も含めると約60万人が参加しており、県とともに準備を進めてきた市町村や地域経済にも影響を及ぼしそうだ。

 今年のねんりんピックは岐阜県内の全42市町村を舞台に水泳やゲートボール、剣道、健康マージャンなど計63種目が予定されていた。全国規模のスポーツ大会を巡っては、鹿児島県内で10月3〜13日に開催予定の国民体育大会について、同県の三反園訓知事が年内開催を断念する意向を表明している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/449dd0710a49fbce82798a49ee819ee01448dc39