06月18日 19時43分

八雲町の熊石地区で毎年5月に開かれている催しが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になったことを受けて、会場で販売されるはずだったアワビが町内の飲食店などに格安で提供されました。

5月に開かれる予定だった「熊石あわびの里フェスティバル」では、大きさ7センチほどのアワビが1万2000個用意され、一個350円で販売されるはずでした。
しかし、催しが中止となったため、実行委員会は、売り上げが減少している町内の飲食店や宿泊業者の支援の一環として、価格の3割ほどの一個100円でアワビを提供することを決めました。
18日、八雲町中心部の「はぴあ八雲」で引き渡しが行われ、10の飲食店や宿泊業者が合わせて2000個のアワビを受け取っていました。
旅館を経営する男性は、「売り上げが落ち込んでいるので、おいしいアワビ料理で客を呼び戻したいです」と話していました。
実行委員長の刀禰清貴さんは「それぞれの店で熊石の味とも言えるアワビを楽しんでほしいです。来年こそは、ぜひイベントを開催したいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200618/7000022216.html