>>184
キリスト教が多様性を認めないから宗教改革が起こったのであり、その後も分派・統合
が起こっているのではないでしょうか。もともと潜伏キリシタン・カクレキリシタンがいた
長崎・熊本など以外では、明治期のキリスト教布教は教育とワンセットでした。だから
一般にはなかなか広まらなかったのです。

「家の宗教」である仏教・神道が個人の行動を束縛していたから広まらなかったことが
大きいと思われます。特に宗教教育を受けなくてもなんとなくその宗教によって冠婚葬祭を
行ってきたからです。

日本の宗教が信者数の減少に頭を抱えています。これは仏教・神道も同じです。むしろ
これからは宗教を持つことも無宗教でいることも、無神論を貫くこともより自由になるはずです。
キリスト教では女性司祭を認めてこなかった教派が、近年になってそれを認めるようになった
と読みました。

こんな時代だからこそ、どの宗教も今後は多様性を認める方向に舵を切ると考えます。