厚労省関係者からは懸念の声も
東京都が示した新たなモニタリング項目に基準となる数値が設けられなかったことについて、
厚生労働省の関係者からは懸念の声も上がっています。

厚生労働省が医療体制の確保に関連して今月都道府県に示した目安では人口10万人あたりの
新たな患者数が1週間の平均で2.5人を超えた日を「基準日」としていて、その後、自粛など社会への協力要請を行うとしています。

厚生労働省によりますと、東京都の新たな感染者数は、29日までの1週間では2.61人と、
厚生労働省が示した「基準日」となったということです。

厚生労働省の関係者は、「協力要請のタイミングが遅れれば遅れるほど、ピーク時の感染者数や
入院患者数が増えることが専門家の分析で指摘されている。東京都は人口も多く、基準日を過ぎた今、
できるだけ早く協力要請を行う必要がある」として、数値基準を設けていない東京都の対応に懸念を示しています。

東京都 新たなモニタリング7項目設定 数値基準設けず コロナ
2020年6月30日 22時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200630/k10012490111000.html