総務省が30日公表した5月の人口移動報告(外国人含む)によると、東京都は転出が転入を1069人上回り、人口流出に当たる「転出超過」となった。新型コロナウイルスの感染者が多く、地方から進学や就職で引っ越す若年層が減ったためとみられる。東京の転出超過は、集計に外国人を加えた2013年7月以来初めて。日本人に限ると東日本大震災後の11年7月以来の転出超過。

 人口は東京一極集中の解消が課題になっており、総務省は「集中緩和の動きが一過性なのかどうか注視したい」としている。

 5月は都道府県をまたぐ転出入が前年同月比31.5%減、市町村間も28.1%減。

2020/6/30 21:45 (JST)
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