07月01日 19時26分

1日は、梅雨の終わりの田植えが終わるころとされる「半夏生」です。
夏バテを防ごうと、この日に丸焼きのサバを食べる風習がある大野市では、鮮魚店が焼きサバを買い求める人たちでにぎわいました。

半夏生は、夏至から11日目にあたる日で、梅雨の終わりの田植えが終わるころとされています。
江戸時代に大野藩の藩主が、田植えで疲れた人たちの夏バテを防ごうとサバを取り寄せたことが始まりとなり、大野市では、いまも半夏生の日に多くの人がサバの丸焼きを食べるということです。
大野市の中心部にある鮮魚店では、1日午前2時ごろから、長さ30センチ以上の大きなサバを家族総出で焼き続けたということで、大量のサバがならぶ店頭には、こうばしい香りがひろがりました。
この鮮魚店では、新型コロナウイルスの影響で、客足が鈍ると考え、用意したサバは800匹あまりと例年の3分の2程度に抑えたということです。
サバを買った大野市の男性は「この店のサバはアブラが乗っておいしいので毎年買いに来ています。蒸し暑くなって体が疲れてくる時期なので、アブラののったサバを食べて乗り切りたいです」と話していました。
また鮮魚店の平辻博美さんは「新型コロナウイルスの影響を心配していましたが、たくさんのお客さんが買いに来てくださり、ありがたいです」と話していました。

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