2020年07月04日 20時41分
任期満了に伴う東京都知事選は4日、選挙戦最終日を迎えた。都内では同日、新型コロナウイルスの感染者が3日連続で3桁台に達し、各候補者は感染対策などを巡り街頭やインターネットで最後の訴えをした。立候補しているのは過去最多の22人。有権者は真剣に訴えに耳を傾けた。
 れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)はJR八王子駅前で演説。新型コロナ対策で総額15兆円を捻出するとし、「10万円を給付し、あなたの生活を底上げしていく」と訴えた。演説後、フェースガードとマスクを着用し有権者と「肘タッチ」であいさつを交わした。
 現職の小池百合子氏(67)は最終日も街頭演説は実施せず、ユーチューブで動画を公開。「都民ファーストの視点で、行財政改革を爆速で進める」と語った。都内での公務後、報道陣から選挙戦について尋ねられると「ずっと公務優先でやってきた。コロナと闘うのが一番の責務」と述べた。
 元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)はJR錦糸町駅前で、感染者の急増を踏まえ「具体的な措置を講じていない。このままでは第2波に発展する」と現都政を批判。「経済効率よりも命や人権を尊重する都政を子どもたちにプレゼントしよう」と声を張り上げた。
 元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)=維新推薦=はJR秋葉原駅周辺で、感染事例が目立つホストクラブへの対応について「私ならピンポイントで休業要請し、補償する。PCR検査を徹底し、早く街を安全にしたい」と主張した。
 諸派でNHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)=N国推薦=は北海道ニセコ町でのイベントに参加中で、ユーチューブに動画を投稿。新型コロナ対策として60代以上に限定して外出自粛を求める案を訴えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/39972

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