自民党の石原伸晃元幹事長は8日、朝日新聞のインタビューに対し、次の自民党総裁選への立候補について「今回は考えていない」と明らかにした。「2度も(総裁選を)やると、世間に求められないときにやってもだめだというのがなんとなくわかる。今回は違うのかなと思う」と語った。

 石原氏は、2008年の総裁選では麻生太郎副総理に、12年の総裁選では安倍晋三首相に敗れた。次の総裁選への立候補は見送る考えを示す一方、「機会があれば、また挑戦はしたいと考えている」と今後に含みも持たせた。

 次期総裁選で誰を支持するかについては、「誰が出るか正式にエントリーされていない」とした上で、立候補に意欲があるとされている岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長の名を挙げ、「岸田さんとも親しいし、石破さんは高校の頃から知っている。2人とは良好な関係は持っている」と述べた。(清宮涼)
朝日新聞 2020年7月8日 22時05分
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