7/9(木) 9:23配信
毎日新聞
 
 熊本県内で大きな被害が確認されている熊本豪雨の被災者を支援しようと、静岡県沼津市のボランティア団体「日本沼津災害救援ボランティアの会(NVN)」が5日、仲見世商店街(大手町)で募金を呼びかけた。生々しい被害が報道されている中での活動とあり、買い物客らが100円、500円と次々と募金に応じていた。

 NVNが備蓄する段ボール10箱分のタオルやせっけん、洗剤を現地に送る運送費にあてる。NVNは2016年4月の熊本地震後にボランティア活動をする際、人吉市の「芳野旅館」を拠点に活動した。物資は芳野旅館に発送し、分配も任せるという。

 募金に応じた富士市浅間本町の会社員、今村涼さん(21)は実家が熊本県水俣市という。「家族は無事だったが、おばの知人が被災したと家族とのやり取りで知った。少しでも役立てば」と話した。NVNの石川学副理事長は「あすは我が身。募金の呼びかけで、意識が高まり、静岡の防災力がアップすることも期待したい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8689308dd91408673280a8a44100be125962fd7c