土井教授によれば今回見られた差のままサンプルサイズを200人程度に拡大した場合、有意差が出る計算だという。また、死亡や重症化の防止などの少ないイベントをエンドポイントとして設定するには2000人単位のサンプルが必要となり、現状の国内の感染状況では難しいとの認識を示した。サンプルサイズを86人に設定した理由については、「中国で70人を対象にカレトラ(ロピナビル・リトナビル)とファビピラビルを用いた臨床研究で、ファビピラビル群が早期に陰性化したとの論文が発表されており、そのデータを基に設定した」と話した。