7/12(日) 9:27配信
毎日新聞

東光鉄工が開発した多目的ドローン。本体下部のオプションを取り換えればさまざまな機能を追加できる=秋田市で2020年7月9日午後2時7分、川口峻撮影

 秋田県大館市の鉄骨製品製造業「東光鉄工」は多目的防水ドローン「東光レスキュードローン」を開発した。ローター間サイズは1メートル強と大型のドローンで、バッテリーを除いた重さは約6キロ。秒速18メートルの風でも飛行可能という。

 同社はこれまで農業用ドローンを製作していたが、県から約3700万円の支援を受け、多目的ドローンの製品化に取り組んだ。大館市消防本部の意見なども参考に、赤外線カメラによる夜間探索や、スピーカーでの避難誘導などにも対応できるという。

 同社によると、今年の販売目標は5台だが、消防や警察、洋上風力発電施設の点検業者などへの販売を強化し2024年には145台の受注を目指す。

 本体下部のオプションパーツを換えることで物資の運搬などにも使えるといい、9日に県庁で記者会見した同社の虻川東雄会長は「緊急時や医薬品運搬で有効に使えると思っている。秋田発のドローンとして販売したい」と話した。

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