https://m.huffingtonpost.jp/amp/entry/story_jp_5c92035ee4b07e05729fd3a5/
被告人は事件当日、触診があったものの「手術の直前まで一度も手洗いをしなかった」と供述しDNAがつばや指先から付着したとしていた。

ただ、医療現場では触診については素手で確かめるのが通常であるが、触診の前後には必ずアルコール除菌か手洗いをするという。これは標準予防策という全ての患者に対して行われる基本的な感染対策だ。


公判では、女性が衣服を自らまくり上げて胸を出し、顔が映ったかたちで撮影されていた

手術前の写真撮影については「乳腺外科の症例で顔を撮影することは通常ありえない。顔を撮影する必要性がなくプライバシーなどの問題がある。顔が映らないように正面と左右で3枚程度撮影している。
症例や医師によっては学会や論文のために多く撮影することもある」と説明した。


臨床の麻酔医はどう見たか

麻酔科医は「高齢者や認知症の方、長時間の大がかりな手術、またうつ病やアルコール依存症などの精神的な疾患を抱えてる方は起こる傾向が強い」と説明する。

今回のような若年の女性の短時間の手術では「使用された薬剤によるが、今回の麻酔薬では起こる可能性は低いと思う。少なくともこのケースのようなリアルな性的せん妄を起こした症例はみたことがない。
この条件で術後せん妄を起こす、ということは臨床現場の常識ではない」と語った。

今回の手術ケースでせん妄が発生する確率は極めて低いというのが臨床麻酔医の見解のようです