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国産メロンで消費喚起 デザート充実 外食チェーン店 集客の目玉に

外食チェーン店が旬の国産メロンを使ったデザートを相次いで投入している。パフェやケーキなどにふんだんに使用し、消費を喚起する。新型コロナウイルス禍で厳しい状況が続く外食業界は、来店客数の増加に弾みを付けたい考えだ。

 関東以西に店舗展開するデザートバイキングのスイーツパラダイスは、10日から「メロン食べ放題」を全店舗で開いている。カットメロンの他、ケーキやドリンクなど限定メニューも用意。昨年好評だった、1組に対しメロンを1個提供する企画を取り入れ、消費を促す。9月上旬まで。

北海道、山形産を中心に「アンデス」「タカミレッド」などを使用。フルーツの食べ放題の中でも特に人気が高いという。料金は大人2220円、小人1770円(いずれも税別)で制限時間は100分。

 スイーツパラダイスを経営する井上商事は「新型コロナの影響でメロンを消費する場が減っている。少しでも生産者の力になりたい」と話している。

 ロイヤルホストも8日から季節限定メニューとして、国産メロンを使ったデザートメニューを全国の店舗で展開している。8月下旬まで。

 パフェやかき氷など、デザート4種にメロンをふんだんに使用する。価格は880〜980円(税別)。関東の店舗は茨城、熊本産のメロン「アールス」、それ以外は山形産の「アンデス」を採用した。同社は「この企画を通して消費者の外食への需要を喚起したい」と意気込む。

2020年07月14日 日本農業新聞