7/15(水) 15:32配信
産経新聞

子供連れでにぎわった昨年の「文紙MESSE」=大阪市中央区のマイドームおおさか

 日本最大級の文具・紙製品の祭典「文紙MESSE(メッセ)2020」が8月1〜31日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため実際の展示場ではなくウェブ上で開催される。各メーカー自慢の商品約3万アイテムがそろうほか、新製品コンテストや、文具に詳しい「文房具ソムリエ」による講演会、コロナ対策・関連グッズの紹介など多彩なコンテンツを、自宅にいながら楽しむことができる。

【写真】昨年の「文紙MESSE」の様子

 文紙メッセは昭和27年から続く恒例イベントで、大阪文具工業連盟や大阪紙製品工業会などでつくる「文紙MESSE協議会」(大阪市中央区)が主催。毎年同市内で開かれ、昨年は2日間で延べ約1万人が来場するなど、大阪の夏の風物詩として定着している。

 しかし、今年は新型コロナの感染拡大を受け、来場者への感染リスクを回避するためリアルイベントの開催を断念。代替策として、特設のウェブサイトで会場と同様の催しを提供することを決めた。

 イベントには100社以上の文具・紙製品メーカーが出展。ロングセラーから最近のヒット商品までを幅広く紹介し、興味のある企業をクリックすると、商品の動画や画像を閲覧できる。

 新製品コンテストでは、出展メーカーのイチオシ新製品の中からデザイン性・機能性に優れた優秀商品賞をウェブ投票で選ぶ。文房具ソムリエの石津大(いしづひろし)さんが最新の文具トレンドなどについて講演。新たな試みとして奈良女子大文学部とのコラボで、学生らの「文具ライフ」の紹介や「文具批評」などを動画で配信する。

 会期中の閲覧者数の目標は延べ10万人で、同協議会は「これを機に文紙メッセに興味を持ってもらえれば」と期待している。

https://amd.c.yimg.jp/amd/20200715-00000531-san-000-1-view.jpg

https://news.yahoo.co.jp/articles/29dce3d7aace64d484c0665698e2651f62d7ae9f