盗まれた株の入っていた鉢(手前)と、花を咲かせたエクスカリバー
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 岡山市北区法界院の半田山植物園で、見頃を迎えていた熱帯スイレンの「エクスカリバー」1株が姿を消した。園は何者かに持ち去られたとみて、岡山西署に被害を届け出た。

 熱帯植物が並ぶ温室エリアで2年ほど前から育ててきた。直径10センチほどの青紫色の清楚(せいそ)な花を咲かせ、写真愛好家らの人気を集めていた。今年も花を咲かせたが、園によると、職員が6月26日午後3時半ごろ、4株あるうちの1株が無くなっているのを発見。開園前には異常がないことを確認しており、その間に盗まれたとみられる。

 園ではこれまでにもアジサイの花がちぎられるといった被害があり、注意喚起の看板を設置するなど対策を取ってきた。

 柴田映昭園長は「これ以上、被害が相次げば温室にも防犯カメラを設けるなどの対策が必要になる。ルールを守って楽しんでほしい」としている。
(2020年07月15日 17時48分 更新)

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