記録的に遅い台風3号はいつ発生?8月以降は多数発生の可能性も
杉江勇次 | 気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
7/21(火) 18:12

おとなしい南の海上

今年は7月下旬になっても、南の海上には台風の気配はなく、いつになくおとなしい状態が続いています。
タイトル画像をみると、太平洋上にはあちらこちら雲が発生はしているのですが、いくつかの計算結果を見る限り、これらの雲がすぐにまとまって、台風の勢力にまで発達するというシナリオはほとんどありません。

今年、台風1号が発生したのは、平年よりかなり遅い5月12日21時で、台風1号の発生としては1951年の統計開始以来8番目に遅い記録となりました。
それからちょうど1か月を経た6月12日21時に台風2号が発生しましたが、こちらは台風2号としては14番目に遅い記録で、台風2号に関しては特に目立つような遅い記録ではなかったわけですが、その後台風の発生がぱたりと止まりました。

次に発生すれば台風3号ということになるのですが、この台風3号の発生日に関して、すでに記録的な遅さとなっています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sugieyuji/20200721-00189254/